年齢や趣味が異なる人と何を話せばいいのかわからない。。
このように職場での雑談で悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
- 緊張する、なんなら苦痛に感じる
- 共通の話題がない
- 失言して嫌われたらどうしよう
これらは実際に私が感じていたことです。
学生時代にコミュニケーションの経験を積んでこなかったため、何気ない雑談が非常に苦手でした。
ボロを出さないためにも、人との会話を避けて過ごすのが安全だと思っていた時期もあります。
でも、「社会人としてよろしくないよなー」「変わらなきゃいかんなー」と思ったのです。
そこで、自ら考えた「聞き役に徹する雑談」を実践しました。
結果として、職場では同僚・上司と雑談できる程度に良好な関係を築けています。
聞き役に徹する雑談

自分から話題を提供するのはハードルが高いので、「聞き役に徹しよう」と決めました。
会話のきっかけを自分で作り出す事も難しかったので、
「相手から話しかけたいと思ってもらう」つまり「相手の心象を良くする行動」を心がけました。
そのために、取り組んだことを紹介していきます。
具体的な取り組み
次のことを1つずつ取り組んでいきました。
「おはようございます」と「お疲れさまです」
「興味がある顔」と「あいづち」
「褒める」「笑う」「共感する」の3つを使い分け
各STEPについて順番に解説していきます。
STEP1 あいさつ

「おはようございます」「お疲れさまです」を以前より元気に発声してみました。
恥ずかしい気持ちもありましたが、あいさつされて嫌な人は居ないはずです。
相手に聞こえる声(恥ずかしい場合は日に日に少しずつボリュームを大きく)で伝えてみる。
こんな当たり前のことでも、意外と相手から話しかけてもらえる機会が増えます。
「元気なあいさつどうしたの?w」
こんなツッコミがくるかもしれませんので、返しを用意してました。
- 仕事の相談をしたら『あいさつを大切に』とアドバイスを受けた
- ビジネス書に書いてあった
- ブログ、Youtubeで学んだ
ここまで用意しないと、陰キャにはあいさつすら難しいんです(泣)
STEP2 聞く

「話を聞いてくれている」と相手に思ってもらえれば、次回以降もまた話しかけてもらえるはず。
そう考えて、話を聞く時は次の2つを意識していました。
①興味がある顔
興味がある顔とは「目が開いている」「眉が動いている」状態です。
眉を上にあげようとすると目も開き、自然と興味がありそうな顔を作れます。
②あいづち
特別なフレーズを使う必要ありません。
「ほぅ」「そうなんですか」など、頷きながら言ってました。
相手の表情、あいづちの有無で話しやすさが天と地ほど変わることは、皆さんも経験されているのではないでしょうか。
そもそも、話しかけてくれる人はおしゃべり好きであることが大半です。
こちらから話を展開しなければと焦る必要もありません。
会話の主導権を完全に渡して、聞きに徹してよいと思います。
STEP3 リアクション

話し手は着地点(話のゴール)に向けて、おしゃべりしています。
着地点を話し手と聞き手が共有できると、コミュニケーションの成功です。
話し手の求めるリアクションは、どんな話でも大きく3パターンです。
どのパターンかを察知し、「褒める」「笑う」「共感する」の3つを使い分けるようにしました。
例えば、「買い物に行った話」を例にまとめます。
褒める(例:買い物上手ですね!どこのお店ですか?)
笑う(例:その話面白いですw)
共感する(例:そんなに人気なんですね!)
どのリアクションが正解かわからない場面では「否定するようなことを言わない」これだけ守りましょう。
褒めてほしかったのに「もっと安くていい商品知ってますよ」と言われて嬉しい人はいません。
否定しなければ会話が途切れたとしても、印象がマイナスになることはありません。
その他の雑談テクニック
その他の雑談テクニックを2つ紹介します。
スキあらば「ありがとうございます」
また、小さなことでも積極的に「ありがとうございます」と伝えることも意識していました。
あいさつと一緒で言われて嫌な人は居ないはずです。
「すいません」と言いがちな場面こそ、「ありがとうございます」をオススメします。
例えば
- 書類の不備を指摘してもらった
- 電話のとりつぎをしてもらった
- 質問するための時間をとってもらった
これだけでも心象がグッと良くなります。
自慢話のキラーフレーズ
自慢話という特定の状況しか使えませんが、話し手に気持ちよくなってもらえるキラーフレーズがあります。
それは「何か特別なことをされてるんですか」です。
この一言は話し手の「承認欲求が満たされる」魔法のフレーズです。
今までに何度も使用しましたが、以降の会話は必ず盛り上がりました。
チャンスがあればぜひ使ってみてください。
まとめ
雑談が苦手なら、「聞き役に徹する雑談」を実践。
「おはようございます」と「お疲れさまです」
「興味がある顔」と「あいづち」
「褒める」「笑う」「共感する」の3つを使い分け
さいごに
冒頭でも述べたとおり、私はコミュニケーションが得意ではなく、積極的に話しかけたりできません。
しかし、「聞き役に徹する雑談」を実践したことで職場では毎日、同僚・上司と雑談できる程度に良好な関係を築けています。
雑談が上手くいくと、こちらから話しかける勇気も生まれます。
職場で円滑なコミュニケーションがとれると仕事のストレスも軽減されます。
よかったら試してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。